人生が変わったかもしれない.......あの日
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
本当にびっくりした朝20分の余裕ができた小学生のあの日、面白くて読み続けたいた漫画の続きを読んだ。
一通り物語のひと段落が過ぎたころ、学校を思い出し、ふと家のTVの時計を見たころ時間が無くなっていた。記憶に残っている中で初めて経験した時間の流れだった。頭が固まったのを覚えている。
なんで時間が無くなったのか分からなかった。それほど没頭して漫画を読んでいた。その頃から時間を気にする様になってしまった気がする。時間を失った驚きが没頭する事を自然にセーブする様になってしまった。それからはいわゆる一つのことに集中する事がほとんどなくなってしまった。
今はもう動画を見ながら、ゲームしたり、動画を聞きながら漫画を読むことが自然になってしまった。
思い返すとあの時あの瞬間漫画を読まずに早めに学校に行っていたら、
そしたら、もしかしたら、
これまでの人生が変わっていたのかもしれないと思えるほどにあの朝は忘れることができない日となっていたと気付かされた。